検診で乳がんと診断され、専門病院への予約をするまでの準備や時間など
乳がん診断~リンパ浮腫~乳房再建(自家組織)
このブログを始めたきっかけ
この夏で術後3年目。
左乳房から脇へがんの転移があり、左乳房の全摘出と脇のリンパ節も併せて摘出した。
それにより、術後1年経つくらい、左腕のむくみに襲われた。
「指輪が入らくなったけど気のせい?」
と思いつつも術後の定期検診時に乳腺科の宮城先生に相談したところ、形成外科の受診を進められる。
はなしは前後するが、乳腺外科の宮城医師は、3年前に乳房摘出と脇のリンパ郭清の手術を担当。
形成外科にて、2019年5月10日、リンパ管静脈吻合術LVAという手術を受けた。
腕の周囲幅の左右差が2センチほどあったが、この手術により腕のしびれやダルさが軽減され、生活動作が楽になった。
どの患部のがんもリンパ節へ転移することが多くあるそうで、治療のためリンパ節を摘出することは仕方がないこと。
ただ、それにより、りんぱ浮腫に悩む方がとても、とても多いそう。
※リンパ管静脈吻合術LVAとは、リンパ管(L)と静脈(V)をつなぐ(吻合=Anastomosisする)手術。
リンパ浮腫は、適切な診断や治療ができる医療機関が少ないのが現実だそう。
そんな環境下では、やはり
「気のせいです」
とか
「医療弾性スリープ(サポータ)で抑えとけば大丈夫です」
など即効性がある改善案や具体的な治療の提案がされないことが多くあるそう。
※がん研有明病院には、リンパ浮腫治療室があり、リンパ液や血流を促すマッサージなどが受けられるそう。
平日のみで通院できなかったので、わたしは受診したことがないが、ご参考まで。
腕の浮腫を改善してくれた医師のススメにより
がん研有明病院、形成外科の吉松先生によるリンパ管静脈吻合術LVAを受けた。
話やすく、患者の趣味にも関心をもち、共通な話題を持てる環境を提供してくれた。
吉松医師との共通な話題は、転職とLDH(三代目JSOULBROTHERSとGENERATIONSなど)笑。
週刊誌にこんなの載っていたとか、サマンサタバサに行ったらポスター貼ってあったよ!
とか、わたしより詳しいことも。
ふと・・・
「最近何をしてるの?」
から
「ちっさく株取引とかアイドルのプチおっかけしたり、ブログ書いてま~す」
という話からの・・・
「乳房再建の情報ってインターネットやブログとかでも経験談が少ないんですよ」
と思わず話してしまったわたし。
乳房再建(自家組織)の手術、考えただけでも痛そうで、手術を目前に動揺むき出しに(・_・;)
専門雑誌やネットなどで、症例数が多い病院とかは、掲載あるが実費は掲載がないので、信頼性や費用た効果の話など、なかなか答えずらそうな私の質問にも真摯な対応を受けた。
「じゃあ、わたしみたいに情報不足等で、治療の選択肢に悩んでいる人たちに向けて、リンパ浮腫や乳房再建の自分の記録を兼ね、ブログ書いてみれば?」
と・・・。
持病やご家族の病気についてのブログもおみかけしますが、「自分が書く」ことは何故か頭にはなく、この機会に、情報交換を兼ねて、このブログを始めることに🌝
2015年夏前、乳がんと診断される
そのころ派遣社員として勤務。
財務や経理を担当し、残業やいろいろなストレスに、さらされていたのかもしれない。
毎日、仕事、育児、家事にクタクタだった。
当時(1年以内)、健康診断を受けていないな、と気にはなっていた。
ただ、転職も多く派遣会社を変わるタイミングが悪かったりで、社会保険の健康診断を受診する権利も失効されたりしていた。
体調の悪さを感じつつも、時間ばかりが経ち、やっと江東区の定期的な乳がん検診を受診することができた。
その受診前に、セルフチェックをしたら、左胸に2~3センチのしこりに気がつき、胸騒ぎがした。
亀戸南口クリニック
最寄り駅付近の「亀戸南口クリニック」へ検診を受けに出向いた。
受付と問診票を済ませ、エコー検診を受診。
その後、内科の先生の触診もあり「しこりがある気がします」と伝えたところ、医師には「気にしすぎですよ」のひとことで済まされた。
わたしは、患者がこんなにも不安を訴え相談をしているのに
「はい、はい、神経質ですね」
みたいな対応をされ、無神経だな!!
と内心は、ムっ!!としながらも、医師がそういうなら、気のせいかもしれない、そうであってほしいと思いつつ帰宅した。
サワイメディカルクリニック
でもなんか、スッキリしないので直ぐに、別の病院を受診。
近所の検診がメインな「サワイメディカルクリニック」へ再度、検診に出向き、症状を話し、エコーとマンモグラフィー検査を受診した。
1週間後に検診結果を聞きに、サイワメディカルクリニックを受診した。
そして、やはり、乳がんと診断をされた。
澤井医師より入院もできる施設での詳細な検査のススメを受けた。
近隣の専門的な治療ができる病院として、都立墨東病院、築地がんセンター、がん研有明病院などで、ご自身の良い病院宛てに紹介状を書きますとのことだった。
事前に、専門書籍やインターネットなどで下調べをしていたこともあり、乳がんに関しては症例数が全国で一番多い「がん研有明病院」にしようと思っていたため、そちらで紹介状を受けた。
あやうく誤診?見立てに不安が多すぎた「亀戸南口クリニック」
さらに、その1週間後に「亀戸南口クリニック」からも検診結果を見に来てくださいとの連絡が何度か入った。
しかし、検査結果までに時間がかかりすぎると感じたことや医師の「気のせいですよ」のあまりにも誠意ない発言に行く気も失せていたため、完全スルー。
その後、郵送で検診結果が届いたが、やはり乳がんの所見があると書かれていた。
フト怒りがフツフツと沸いてきた。
もしかして、もっともっと小さいしこりだったら、見逃されていたってことだよね?と再び怒り心頭!!
でも、ヤブを相手にしても仕方がないので、気分を前向きに切り替えた。
適当なお医者が多いから、誤診も増えるのか・・・と妙に納得。
2015年9月頃 がん研有明病院を予約
サワイクリニックからの紹介で、がん研有明病院の予約を取れた。
がん研有明病院 初診受付
03-3570-0541(平日8時30分~16時30分)
予約~受診までの日数
ともかく、すごい混雑している。
病院が、やりくりしてくれても10日後くらいの予約になったと記憶している。
他の病院だと予約~初診までの日数ってどれくらいなのかな?患者としては一日も早く受診したいと思うのが心情だが、10日くらいだとがんの進行には、きっと影響しないんだろうなと心を落ち着かせた。
☟☟☟がん研有明病院がHPで、公表している疾患別治療待ち期間一覧。
https://www.jfcr.or.jp/hospital/pdf/treatment-waiting-list.pdf
2015年10月頃 がん研有明病院を初受診
受診に必要なモノ
- 紹介状
- MMG(マンモグラフィー)とCTのCD
- 健康保険証や医療証
がん研有明病院の乳腺科を受診。
初診は診察券発行のため、「新患受付」を済ませてから、診察。
「新患受付」は、入り口左手のカウンター、向かって一番右側。
診察券がないと、診察をお知らせしてくれる「モバイル呼出し端末」(以降、受信機)が持てない。
これがないと快適な待ち時間を過ごせな~い。
次回の予約からは、入り口付近にある、受付機械で診察券を受付機械に入れると「受信機」が、ニューっと出ててくる。
受付票・診察券・受信機の3点で受診準備完了!!
劇混みで予約をしていても1時間以上待つのは、ザラ。
そのため、病院内のカフェなどで待つことも可能。
その際、受信機が活躍してくれ「中待合室へお入りください」コールがワンクッションとなり、そのコールで受診する科まで移動、中待合室で待っていれば、次に「診察室へお入りください」のコールが受信機に入り、待ち時間もストレスフリー気味となっている。
でも、やっぱり長い待ち時間はシンドイよー!!
抗がん剤治療の時が、一番待ち時間が辛かった。
点滴&受けるベッドの台数に限りがあるため、少しづつ、時間がづれていくようで、最長で4時間待ったことも。。。